こんにちは、15韓国語の編集長で韓国語ネイティブの「ナ先生」です。
韓国語を学び始めると、まず覚える単語のひとつが「이거(イゴ)」かもしれません。これは「これ」という意味を持ち、日常会話で頻繁に登場する非常に重要な指示詞です。
今回は、この「이거」を中心に、類似表現や具体的な使い方、さらに応用フレーズをまとめてご紹介します。初心者の方から中級者の方まで、実践で役立つ韓国語力を磨くヒントになれば嬉しいです。
1. 「이거(イゴ)」とは?― 基本的な意味とポイント
「이거」=「これ」。韓国語では、物や事柄を指し示すときに使う言葉として「이거(イゴ)」が大活躍します。
文語表現やややフォーマルな場合には「이것」を使うこともありますが、日常の会話やカジュアルシーンでは圧倒的に「이거」が多用されます。
- 「이거(イゴ)」:くだけた口語的な「これ」
- 「이것(イゴッ)」:より文章向け、フォーマルな「これ」
使い分けの目安は、書き言葉や正式な場面なら「이것」、会話や口語なら「이거」です。なお、後ほど紹介する「그거」「저거」も、「これ・それ・あれ」と対応させて覚えるとスムーズですよ。
2. 「이거」と「이것」の使い分け
会話で圧倒的によく使われるのは「이거」
韓国語の教科書や文法書などでは「이것」が紹介されることもありますが、実際の会話では「이거」を使うことが多いです。
友達や同僚同士で「これは何?」「これ欲しいな」などと言いたいときは、気軽に「이거 뭐야?」「이거 좋아」などと表現します。
文語や公式文章では「이것」
一方、文章をしっかり書く場面(学術論文やレポート、公式資料など)では、이것と書かれることが多いです。読み上げる際には「イゴッ」と発音しますが、会話での登場頻度は「이거」に比べると少ない印象です。
3. 「이거」の例文と活用法
ここでは「이거」を使った代表的なフレーズをご紹介します。発音や意味をセットで覚えると便利ですよ。
韓国語 | カタカナ | 意味 |
---|---|---|
이거 뭐예요? | イゴ ムォエヨ? | これは何ですか? |
이거 주세요 | イゴ ジュセヨ | これをください |
이거 좋아요 | イゴ チョアヨ | これが好きです/いいですね |
- 이거 뭐예요?:初めて見る物を指して「これは何?」と質問するときに最適。
- 이거 주세요:お店で商品を指さして「これをください」と注文。
- 이거 좋아요:物やサービスに対して「これ、いいね」と好意的に評価する。
いずれも日常会話で頻出するので、すぐに覚えて使ってみましょう!
4. 「이거」を分解すると「이 + 거」
韓国語の「이거」は、実は「이(この)」と「거(もの)」が組み合わさった形です。
直訳すると「このもの」=「これ」です。
形は省略され、口語では「이거」とひとつの単語として扱われると考えるとわかりやすいですね。
5. 「이거(これ)」だけじゃない!「그거(それ)」「저거(あれ)」も覚えよう
韓国語の指示詞は、日本語と同じように「これ・それ・あれ」の3種類があります。
韓国語 | カタカナ | 意味 |
---|---|---|
이거 | イゴ | これ |
그거 | クゴ | それ |
저거 | チョゴ | あれ |
- 「이거(イゴ)」:話し手に近い物や事象
- 「그거(クゴ)」:聞き手に近い、または少し離れた物や事象
- 「저거(チョゴ)」:話し手・聞き手両方ともから遠い物や事象
日本語と同じ感覚で、会話中の位置関係によって使い分けると自然に聞こえます。
6. 応用フレーズ:短文会話で「이거」を使いこなそう
1. ショッピングでの会話
- A:이거 얼마예요?
これはいくらですか? - B:만 원이에요
1万ウォンです - A:그럼 이거 주세요
じゃあ、これください
2. レストランでの会話
- A:메뉴에 이거 뭐예요?
メニューのこれって何ですか? - B:고기 요리예요
お肉料理です - A:그럼 이거 시킬게요
じゃあこれ頼みます
7. よくある疑問:「이거」と「이게」「이걸」の違い
韓国語を勉強していると、「이게」「이걸」など類似の形を目にすることがあります。
これらは格助詞がついているかどうかで形が変化します。
形 | カタカナ | 意味・用途 |
---|---|---|
이거 | イゴ | これ(基礎形/一般的な口語) |
이게 | イゲ | 이거+이(主格助詞)→「これが」「これって」 |
이걸 | イゴル | 이거+을(目的格助詞)→「これを」 |
- 「이게 뭐야?」 = 「これが何?」
- 「이걸 어떻게 해?」 = 「これをどうするの?」
こうした助詞との組み合わせでニュアンスが変わるので、文の主語や目的語になっているかを見極めながら使ってみましょう。
まとめ:「이거(イゴ)」をマスターして韓国語の会話力アップ
今回のポイントを振り返ると、次のようになります。
- 「이거」=「これ」。日常会話で最もよく登場する指示詞の一つ
- 「이것」=ややフォーマル。文章表現や文法的に厳密な場面で用いることが多い
- 「이거 뭐예요?」「이거 주세요」「이거 좋아요」など、使いやすい例文から始めよう
- 「그거」「저거」も合わせて覚えると「これ・それ・あれ」の使い分けがスムーズ
- 「이거」と助詞が合わさると「이게」「이걸」などに変化し、文中の役割を示す
韓国語では指示詞をきちんと使いこなすと、相手との位置関係や話題の特定がスムーズになるため、会話が格段に自然に聞こえます。今回学んだ「이거」を軸に、関連する表現や助詞の組み合わせも試してみてください。