こんにちは、15韓国語の編集長で韓国語ネイティブ『ナ先生』です!
皆さんは日本語の「より」を韓国語でどう表現するのかご存知でしょうか?
「より」は比較表現で頻繁に登場するほか、手紙の結びでもよく使われます。韓国語ではこの言葉をどのように置き換えるのでしょうか。今回のコラムでは、比較文と手紙での「より」の使い分けを中心に、フレーズ例や注意点を詳しくお伝えします。
「より」を韓国語で言うと?—基本は「보다(ポダ)」
日本語の比較文でよく登場する「より」は、韓国語では「보다(ポダ)」を用いて表します。
例を挙げると、「リンゴはバナナより甘い」は韓国語で
사과가 바나나보다 달아요(サグァガ バナナポダ タラヨ)となります。
ここでは「バナナより」の部分が「바나나보다(バナナポダ)」で、〈比較される対象+보다〉の順番になっているのがポイントです。
「보다」を用いた比較文の例
- 日本語:この問題はあの問題より難しい。
韓国語:
이 문제가 저 문제보다 어려워요 - 日本語:映画を見るのは読書するより楽しい。
韓国語:
영화를 보는 건 책을 읽는 것보다 재미있어요
「보다(ポダ)」は、文法的には後に「달다(甘い)」「어렵다(難しい)」などの形容詞や、動詞の名詞形を続けることで「◯◯より〜だ」という比較文が完成します。
手紙での「より」はどう表現する?—結び言葉の違い
日本語の手紙では結びに「◯◯より」という言葉を使って、「送り主」を表しますよね。韓国語の手紙では、日本語の「より」とまったく同じ形ではなく、異なる表現を用います。
大きく分けると、「로부터(ロプトゥラ)」「에서(エソ)」「가(ガ)」などが場所や人を示す言葉として使われることがあります。ただし、日本語ほど「より」を文末で使う習慣は強くなく、韓国語では結びを簡潔にする場合も多いです。
ロプトゥラ(로부터)を使う例
- 日本語:田中より
韓国語:「田中」+로부터(例:타나카로부터 / タナカロプトゥラ) - 日本語:東京より
韓国語:「東京」+에서(例:도쿄에서 / トキョエソ)…場所を強調したいとき
もし「東京より愛を込めて」と書きたいなら、
도쿄에서 사랑을 담아
のようにするのも自然です。
他の「より」的な韓国語表現:比較以外にも存在する?
実は韓国語では、「보다」以外にも「더(ト)」を使って「もっと◯◯だ」という言い方をしますが、これは「◯◯より〜だ」という比較構造ではなく、「さらに〜」という程度のニュアンスです。
韓国語 | カタカナ | 意味 |
---|---|---|
보다 | ポダ | (比較の)より |
더 | ト | さらに、もっと |
たとえば、「もっと甘い」は
더 달아요ですが、「バナナより甘い」は
바나나보다 달아요です。どちらも「甘さの比較」には違いありませんが、使い方が微妙に異なる点にご注目ください。
例文で学ぶ:「보다」での比較フレーズと手紙への応用
比較の例文
- 日本語:英語は中国語より簡単です。
韓国語:
영어는 중국어보다 쉬워요 - 日本語:アイスクリームはケーキより好き。
韓国語:
아이스크림이 케이크보다 좋아요
手紙での応用フレーズ
- 日本語:大阪より
韓国語:
오사카에서 / 오사카로부터 - 日本語:日本より
韓国語:
일본에서 / 일본로부터
手紙の最後に「◯◯より」と書く日本語に慣れた方は、韓国語で同じようにまとめようとしても違和感があるかもしれません。韓国語では、署名を書くか、도쿄에서(東京エソ)や “이름+가” などで示す形が自然です。日本語の「より」をそのままハングルに訳すケースは基本的にありません。
まとめ:「より」の韓国語は「보다」!手紙の結びは柔軟に対応しよう
「より」を韓国語で表現する場合、比較文では「보다(ポダ)」が基本です。一方、手紙の結びの言葉として「◯◯より」をそのまま韓国語に移すのは難しく、“로부터”や“에서”で示したり、署名を残す形で表すことになります。
他にも、「더(ト)」で「より〜だ」というニュアンスを表すケースもあるため、「보다」や「더」をしっかりと使い分けると韓国語で自然な比較ができるようになります。
今回の内容をマスターすれば、韓国語で「りんごはバナナより甘い」と言ったり、「東京からの手紙」を表現したり、スムーズに会話や文章を組み立てられるはずです。ぜひ実践で使ってみてくださいね!