こんにちは、15韓国語の編集長で韓国語ネイティブ『ナ先生』です!
日本のビジネスメールなどでよく使われる「急ぎで連絡する」気持ちを、韓国語ではどのように伝えれば良いでしょうか。忙しい相手に対して迅速に情報だけを伝えたいケースは多々ありますよね。今回は、そのような場面で役立つ韓国語フレーズをご紹介します。
1. 日本語で「取り急ぎ」の感覚を韓国語で伝えるには?
日本語の「取り急ぎ」というニュアンスは、「まだ詳細は省略するけれど、まずは要点だけを急いでお知らせする」という雰囲気を持ちます。韓国語では、同様の気持ちを下記のように表現できます。
- 급히 연락드립니다
(急いで連絡いたします) - 우선 급한 대로 알려드립니다
(とりあえず急いでお知らせします) - 간단히 먼저 전해드립니다
(簡単に先にお伝えします)
特に「급히 연락드립니다」はビジネスでよく使われるフレーズで、メールやチャットでも見かけることが多いです。急ぎの要件であることをはっきり示せるので便利です。
2. 「念のための連絡」を表す便利な表現
日本語でいう「念のため」と同じ感覚の韓国語表現は、혹시나 해서や미리 알려드립니다などがあります。大きな問題ではないけれど、一応先に共有しておくという意味を含みます。
- 혹시나 해서 연락드립니다
(念のため連絡しました) - 문제가 생길까 봐 먼저 안내드립니다
(問題が起きるかと思い、先にご案内します)
3. ビジネスシーンでの丁寧さを加えたいとき
ビジネスの相手、特に初めて連絡を取る人や上司・取引先には、丁寧な言い回しが欠かせません。日本語でいう「大変恐縮ですが…」や「お忙しいところ…」のようなフレーズを韓国語に盛り込むと、よりスムーズになります。
- 바쁘신 와중에 죄송합니다만
(お忙しいところ申し訳ありませんが…) - 급한 일이라 연락드리게 되었습니다
(急な要件のためご連絡申し上げます)
4. カジュアルな場面(同僚・友人)では?
友だちや同僚への連絡であれば、もう少しフランクな表現を使ってもOKです。「ご連絡まで」という硬さはあまり必要ないので、以下のように自然にまとめると良いでしょう。
- 일단 알려주려고 연락했어
(とりあえず知らせたくて連絡したよ) - 급해서 먼저 말해두려고 해
(急ぎだから先に言っておくね)
5. 具体的な例文:メール・SNSでの応用
実際に使える例文を、ビジネス向けとカジュアル向けに分けてまとめてみました。韓国語でメールやSNSを送る際にそのまま応用できます。
■ ビジネス向けメール例
안녕하세요,
급한 사항이 있어 연락드립니다.
자세한 내용은 추후 안내드리겠습니다.
우선 중요한 부분만 공유하오니 참고 부탁드립니다.
(意訳:
こんにちは。急ぎの内容があり連絡いたします。詳しいことは後ほどご案内いたしますが、まずは重要な点のみ共有しますのでご確認ください。)
■ カジュアル向けSNS例
야, 일단 먼저 알려주려고 메시지 보냈어.
더 자세한 건 나중에 얘기하자!
(意訳:
やあ、とりあえず先に知らせたくてメッセージ送ったよ。詳しいことはあとで話そう!)
6. 韓国語で「とりあえず」の言い方
「取り急ぎ」というニュアンスをさらに強調したい場合は、「일단」や「우선」を文頭に置くことで表現できます。いずれも「まずは」「先に」という意味合いを持ち、相手に「急ぎで伝える」という印象を与えられます。
- 일단 이 부분만 알려드릴게요
(まずはこの部分だけお知らせしますね) - 우선 간단히 연락드립니다
(とりあえず簡単に連絡いたします)
7. まとめ
日本語の「取り急ぎご連絡まで」というフレーズを韓国語で自然に伝えるためには、「急ぎでお知らせします」というニュアンスをしっかり伝える表現がカギとなります。
そのために「급히 연락드립니다」や「우선 급한 대로 알려드립니다」といったフレーズを覚えておくととても便利です。
ビジネスシーンでもカジュアルな場面でも、相手との関係性や状況に合わせてフレーズを使い分けてみてください。韓国語でのコミュニケーションが、きっと今までよりスムーズになりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。これからも韓国語のいろいろな表現を、ぜひ一緒に学んでいきましょうね!