こんにちは、15韓国語の編集長で韓国語ネイティブ『ナ先生』です!
みなさんは、誰かに「すぐ来て」「急いで!」と伝えたい場面、ありますよね?
韓国語で「早く」と言うときに使える表現は決して一つではありません。
シチュエーションや相手との関係に合わせて表現を変えると、より自然な韓国語が身につきます。
韓国語で「早く」の基本表現は빨리パリ
「早く」の代表的な韓国語は、빨리です。
誰かに急いでもらいたいときや、自分が焦っている感情を表すときによく使います。
例1) 빨리 만나고 싶어요(はやく会いたい)
例2) 빨리 해야 돼(はやくやらなきゃ)
「早く」を使い分ける3つの単語
韓国語には「빨리」以外にも、「~してほしい」「今すぐ」「素早く」など、少しずつニュアンスの違う言葉があります。
表現 | 読み | ニュアンス |
---|---|---|
빨리 | パリ | 「早く」の代表表現。広いシチュエーションで使える |
어서 | オソ | 「すぐに」といった柔らかい急かし方 |
얼른 | オルルン | 「さっと」「手早く」という意味に近く、強めに急かすニュアンス |
メモ:
「今すぐ」や「今この場で」を強調したい場合は、당장という言葉も使われます。
たとえば 당장 가야 돼 (今すぐ行かなくちゃ) は少し強い言い方です。
場面別で見る「早く」の表現
日常会話:家族や友人とのやりとり
- 얼른 일어나(早く起きて)
- 어서 와(早く来て/いらっしゃい)
- 빨리 준비해(早く準備して)
ビジネスや公の場での会話
- 빨리 보고서를 제출해 주세요(早めにレポートを提出してください)
- 어서 오십시오(いらっしゃいませ/早くいらしてください)
- 얼른 연락 부탁드립니다(早急に連絡をお願いいたします)
旅行・観光シーンでの「早く」
- 빨리 티켓을 사야 해요(早くチケットを買わなきゃ)
- 어서 탑시다(早く乗りましょう)
- 얼른 길을 찾아봐야 해요(すぐに道を調べないと)
発音のコツと注意点
빨리は、濃音「ㅃ(ッパ)」で始まるため、
日本語の「パリ」より力が入った発音になります。
얼른は「ㄹ」が連続して出てくるので、舌先を意識して発音しましょう。
まとめ|「早く」の一言で広がる韓国語表現
今回は「早く」を中心に、似たような意味を持つ複数の韓国語を紹介しました。
똑같に「急いで」と伝えるのでも、빨리、어서、얼른など状況によって言葉を選べると、韓国語の幅がぐっと広がります。
ぜひ日常会話や旅行、ビジネスシーンなどで活用してみてください。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!