韓国語の数字の覚え方完全ガイド！固有数詞と漢字数詞を使い分けるコツ

はじめに：韓国語の数字は2つの体系がある
韓国語の数字体系：「固有数詞」と「漢字数詞」の違い
韓国固有の数詞を覚えよう（1～10）
- 韓国固有数詞の11～19の数え方
漢字由来の数詞を覚えよう（1～10）
- 漢字由来数詞の11～99の数え方
韓国語の数詞の正しい使い分け方
数詞の活用：助数詞と一緒に使おう
数詞の変形に注意しよう
韓国語数詞の学習のコツ
まとめ：韓国語数詞マスターへの道
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はじめに：韓国語の数字は2つの体系がある

안녕하세요（アンニョンハセヨ）！15韓国語の編集長で韓国語ネイティブのナ先生です。今日は韓国語の数字について分かりやすく解説していきます。
皆さんは韓国語の数字をどれだけ知っていますか？実は韓国語の数字には、大きく分けて2つの体系が存在します。それが「한국고유어 수사ハングッコユオスサ（韓国固有の数詞）」と「한자어 수사ハンジャオスサ（漢字由来の数詞）」です。
日本語で「ひとつ、ふたつ、みっつ」と「いち、に、さん」という数え方があるように、韓国語にも似たような2つの数え方があるんですよ。これらをしっかり理解して使い分けることが、韓国語マスターへの第一歩になります！

韓国語の数字体系：「固有数詞」と「漢字数詞」の違い

まず、韓国語の数字体系について基本的な違いを理解しましょう。

区分	韓国固有の数詞	漢字由来の数詞
起源	古来から韓国で使われてきた数詞	中国から伝わった漢字に由来する数詞
主な用途	日常会話、年齢、時間、個数を数える	金額、電話番号、日付、公式な場面
数える範囲	基本的に1～99まで	1～無限大まで

韓国固有の数詞を覚えよう（1～10）

まずは韓国固有の数詞を見ていきましょう。これらは日常生活でよく使われ、特に時間や年齢、物を数える時によく使用します。

数字	韓国語	カタカナ	発音のコツ
1	하나ハナ	ハナ	「はな」とシンプルに
2	둘トゥル	トゥル	「トゥ」に軽く「ル」をつける
3	셋セッ	セッ	「セ」の後に軽く息を止める
4	넷ネッ	ネッ	「ネ」の後に軽く息を止める
5	다섯タソッ	タソッ	「タソ」の後に軽く息を止める
6	여섯ヨソッ	ヨソッ	「ヨソ」の後に軽く息を止める
7	일곱イルゴッ	イルゴッ	「イルゴ」の後に軽く息を止める
8	여덟ヨドル	ヨドル	「ヨド」に「ル」をつける
9	아홉アホッ	アホッ	「アホ」の後に軽く息を止める
10	열ヨル	ヨル	「ヨ」に「ル」をつける

韓国固有数詞の11～19の数え方

11以上の数字は「10+α」の形で表現します。例えば11は「10+1」で열하나ヨルハナとなります。

数字	韓国語	カタカナ	構成
11	열하나ヨルハナ	ヨルハナ	10(열) + 1(하나)
12	열둘ヨルトゥル	ヨルトゥル	10(열) + 2(둘)
13	열셋ヨルセッ	ヨルセッ	10(열) + 3(셋)
15	열다섯ヨルタソッ	ヨルタソッ	10(열) + 5(다섯)
19	열아홉ヨラホッ	ヨラホッ	10(열) + 9(아홉)

漢字由来の数詞を覚えよう（1～10）

次に漢字由来の数詞について見ていきましょう。これらは主に公式な場や商業の文脈で使われ、金額や電話番号、日付などを表す時に使用します。

数字	韓国語	カタカナ	漢字
1	일イル	イル	一
2	이イ	イ	二
3	삼サム	サム	三
4	사サ	サ	四
5	오オ	オ	五
6	육ユク	ユク	六
7	칠チル	チル	七
8	팔パル	パル	八
9	구ク	ク	九
10	십シプ	シプ	十

漢字由来数詞の11～99の数え方

漢字由来の数詞では、十の位と一の位を組み合わせて表現します。例えば「35」は「30+5」で삼십오サムシポとなります。

数字	韓国語	カタカナ	構成
11	십일シビル	シビル	10(십) + 1(일)
23	이십삼イシプサム	イシプサム	20(이십) + 3(삼)
45	사십오サシポ	サシポ	40(사십) + 5(오)
67	육십칠ユクシプチル	ユクシプチル	60(육십) + 7(칠)
99	구십구クシプク	クシプク	90(구십) + 9(구)

韓国語の数詞の正しい使い分け方

「韓国固有の数詞」と「漢字由来の数詞」の使い分けは、韓国語を学ぶ上で必須のスキルです。それぞれがどのような場面で使われるのか、具体例を見ていきましょう。

韓国固有数詞を使う場面

年齢を表す時

저는 스물다섯 살이에요.チョヌンスムルタソッサリエヨ（私は25歳です）

時間（時計）を表す時

지금 여덟 시예요.チグムヨドルシイェヨ（今8時です）
아홉 시 삼십 분에 만나요.アホッシサムシププネマンナヨ（9時30分に会いましょう）

物の個数を数える時

사과 다섯 개 주세요.サグァタソッケジュセヨ（りんご5個ください）

漢字由来数詞を使う場面

金額を表す時

이천 원이에요.イチョンウォニエヨ（2,000ウォンです）

電話番号を言う時

제 전화번호는 영일공-구팔칠육-오사삼이에요.チェチョナボノヌンヨンイルコン-クパルチルユク-オササミエヨ（私の電話番号は010-9876-5432です）

日付・月を表す時

오월 이십일에 한국에 가요.オウォルイシビレハングゲカヨ（5月21日に韓国に行きます）

順番を表す時

저는 삼 등이에요.チョヌンサムトゥンイエヨ（私は3位です）

混合して使う場合

時間表現では、「時」は韓国固有数詞、「分」は漢字由来数詞を使うという特徴があります。

일곱 시 삼십오 분イルゴッシサムシボプン（7時35分）

「7時」→韓国固有数詞の일곱イルゴッ
「35分」→漢字由来数詞の삼십오サムシボ

数詞の活用：助数詞と一緒に使おう

韓国語で数を数える時は、日本語と同じように助数詞（単位名詞）を使います。韓国固有数詞と漢字由来数詞によって、使う助数詞が異なる場合もあります。

助数詞	意味	使用する数詞	例文
개ケ	個（一般的な物）	韓国固有数詞	사과 세 개サグァセケ（りんご3個）
명ミョン	人（人数）	両方使用可	학생 다섯 명ハクセンタソッミョン（学生5人）
원ウォン	ウォン（通貨）	漢字由来数詞	삼천 원サムチョンウォン（3,000ウォン）
살サル	歳（年齢）	韓国固有数詞	스물 살スムルサル（20歳）
번ボン	番（順番）	両方使用可	첫 번째チョッボンチェ（1番目）

数詞の変形に注意しよう

韓国固有数詞は、助数詞と一緒に使う時に形が変わることがあります。

基本形	助数詞と一緒に使う形	例文
하나ハナ（1）	한ハン	책 한 권チェクハングォン（本1冊）
둘トゥル（2）	두トゥ	사람 두 명サラムトゥミョン（人2人）
셋セッ（3）	세セ	강아지 세 마리カンアジセマリ（犬3匹）
넷ネッ（4）	네ネ	의자 네 개ウィジャネケ（椅子4脚）